mother




太陽とセックスをして生まれたのがあなたよ。

太陽はちょうど火星と離婚した頃でね、
わたしが彼のもとへ嫁ぐことになったの。
みんな優しく迎えてくれたわ。木星のお義姉さんは特に良くしてくれた。

あなたは難産だったわ。
でもとても美しい姿でね。
すべてを喜びへと導いてくれる存在だと確信したわ。
わたしにも太陽にも、他の親族にもあなたはとても優しかった。
いつも語りかけてくれて、わたしを大切にしてくれたわ。
最近のあなたは、以前に比べて少しわがままになったかしら。
いたずらも過ぎるわ。おもちゃも無茶に扱うようになった。
反抗期、というものかなとも思うけど、たまに心配もしてるの。
でもね、あなたが生まれた時のあの美しい姿を知っているから、
わたしはあなたを愛し続けることができる。
どんなにあなたがわたしを傷つけようと
どんなにあなたがわたしを困らせようと
わたしは信じることができるし、あなたを愛し抜くことができるの。ほんとよ。

ただし、これだけは忠告よ。
兄弟同士の喧嘩はほどほどにね。傷つけ合う事ほど愚かなことはないわ。
どちらが正しいかなんて、たいしたことじゃない。分かち合う事だけが真実よ。
わたしが伝えたいことはそれだけ。
あとはあなたが好きに選ぶといい。あまり口出しする母親も嫌われるもの。
わたしはあなたを信じている。
あなたがわたしの存在を忘れたっていい。
わたしがあなたを覚えているわ。
あなたがわたしの乳を初めて吸ったときから、
わたしとあなたはどうしようもない絆で結ばれたの。
わたし達はいつもつながっている。
あなたが幸せでいることだけがわたしの願いよ。
ほんとうに、ただそれだけなの。




メールマガジンの登録

メールアドレス