ある方が、僕に 詩を書きなさい、 と何度も告げる。 何度も何度も言うから、 僕は詩を書くことにした。 生前の彼にお会いしたことはないが、 僕は、意識のなかでよく会うようになった。 彼は今でも、若い才能と、芸術を愛している。 神様って、 そんな存在なのかもな、と 彼の意識のなかで、思う。 人は誰でも詩人になれる、そうだ。 この世界を愛しているなら誰でも。